中国語を勉強する前、2年ほど韓国語勉強をしていました。
韓国語中級に足を突っ込みかけていた時期(めずらしくスクールを探したりしていた)に中国語にはまってしまい、最終的には韓国語能力試験TOPIKⅠ(2級)取得まで。
詳しい学習遍歴はこちら。
こういった経緯で英語以外の外国語学習経験があったので、すんなり勉強を始められたのは大きかったです。
あ、中級の勉強方法についてはこちらの記事をどうぞ。
まずは入門書
私はこれを使いました。 ひとりで学べる 中国語会話(高橋書店) です。
本当は韓国語の入門書で使った高橋書店の↓のシリーズを買おうと書店に行ったんですが、何かがピンと来なくて・・
(理由覚えてないんですが、構成が韓国語と中国語で同じだから、目新しくなかったのかな多分)
でも、外国語入門書カテゴリの高橋書店さんの安定感は突き抜けてますね・・韓国語だと単語帳が超かわいい。↓の単語帳も持ってました。学習年代層をよく分かってるよなあー
こういうパターンもあるので、入門書は必ず書店でパラパラ見てから購入するのをおすすめします。
英語以外の言語でも「入門書」くくりの語学本はたくさんあるので(逆に中級以降のテキストは激減)選択肢があります。が、ここでスカをひくともったいないことになるのでご注意ください。
口コミ情報も大事だけど(語学書なのに誤植がひどいものもあるので、そういう悪書は先輩たちが口コミを残してくれています)実際数ページ見てみて、直感で自分に合ってる本を買うのが一番。
私は個人的に↓のような回避ポイントがあるので、この辺りを重点的にチェックします。
中国語の独学学習の進め方
入門用テキストを決めたら、あとは粛々と進めていきます。土日を使って、1か月で一巡できるぐらいが飽きなくていいです。小さいけど達成感も味わえるし。
中国語入門だと、このあたりを頭に入れて次の初級ステップに進めれば、後々つっかえることなくいけるはず。
入門書のあとはNHKラジオ講座の初級講座を
この流れは韓国語勉強した時にとても効率良かったので、私の中で鉄板。
2021年現在は、「まいにち中国語」と「ステップアップ中国語」の構成のようですが、必ず「まいにち」からどうぞ。
「あれ?どうせ同じ初級なんだから、入門書はすっ飛ばして「まいにち」から始めてもいいのでは?」
それもありですが、というかそういう想定で作られてる「まいにち」なんですが、この講座は6ヶ月、1講座20分のボリュームです。…長くない?飽きない?
親切設計で進捗スピードもすごくゆっくりなので、私は入門書を1冊消化後に、余裕を持ってラジオ講座初級をこなし、自信をつけるのをおすすめします。
音声をラジオ視聴や無料ダウンロードで済ませるなら、原則半年ごと(4月と10月)スタートになります。このタイミングが合わずにもどかしい思いをする事もあるかも。CDつきテキストなら年中入手できますが・・ねえ?
もしも自分の勉強始めたい時期に、講座開始タイミングが合わなかった場合にですよ。ラジオ講座スタートまでの期間を無駄にせず入門書で勉強始めておくと、語学を始める最初期の貴重なやる気を削がれなくてすむというのもある。
とりあえず入門書→NHKの「まいにち●●語」は独学学習では鉄板ということをお伝えしておきますね。
ラジオ講座の音声については、色々な無料視聴方法かあるのでぐぐってみてください。このサイトが全部まとめてくれていて参考になります。年度替わりタイミングで配信仕様変更などでダウンロードできなくなる事が多いんですが、こういうまとめサイトに何度も助けられました。
まいにち中国語講座終了時には、中国語検定3級レベルの知識が見についているはずです。
でも、実際の検定受験前は専用参考書が必要です。傾向と対策、大事!
テキストの例文や単語をスプレッドシート化
さてさて。ここからはかなり個人的な独学方法です。
今は英語学習中ですが、まったく同じ方法でスプレッドシート勉強を続けています!
市販の単語カードアプリはイマイチで、かと言ってノートを持ち歩くのもピンと来ないので、みんなだいすきgoogleスプレッドシートに単語・例文を全てつっこみます。
参考書学習と同時に、テキストデータ化します。実際に私が使っているスプレッドシートを、スマホで閲覧するとこのような感じになります。
これが起動時の画面です。日付と、中国語例文しか見えない状態です。(スマホの画面サイズに合わせて、ピンチイン・ピンチアウトで表示サイズを調整しましょう)
- 日付(ソートに必要)
- フラグ(1回OKだった、2回OKだった などを入力規則に設定しておく)
- 中国語の単語・例文(検定本の情報も入れておくと試験前にソートできて便利)
だけが表示されるように拡大縮小します(一度調整すればそのままでOK)。
そして、横にずらすと
- ピンイン
- 日本語訳
が表示されるようにします。早い話が自作単語・例文帳ですね。勉強・作業手順はとてもアナログw
これをスキマ時間(じゃなくて本腰勉強時間にも)にこなしていくと、わざわざテキストやノートを引っ張り出さずに、googleスプレッドシートだけで勉強が完結できます。
最近確認した例文(日付が新しい行)は、日付ソートで最下部に移動するので、常にファイルの最上部が結構前に確認した単語・例文になります。
・・・わかります。単語アプリのほうが手間はない。忘れた頃に忘れてそうな単語を出してくれる。自動で。えらい。
でもでも、このスプレッドシート形式で自分用ファイルを作っておくと、
など、もうメリットしか見えないんですよ私には。
確かに、テキスト学習ごとにデータ化する手間はありますけどね。でも、OCRアプリを使えば、中国語・ピンイン・日本語が混ざった状態でも認識してテキスト取り込みできるから、想像してるより全然楽。やってみてほしい。
私が使ってるアプリは「テキストスキャナー[OCR 日本語対応]」。広告ありだけど無料であまり制限がないのでいい。
私の場合、2回正答できたら次は「日本語→中国語」シートに移動してまた上から進めていきます。
日本語から中国語に変換できてやっと、もう充分理解できたとみなし、「日本語→中国語」シートで正答できてやっと「覚えた単語・例文」シートに突っ込むことができます。
恐ろしいことに、勉強を続けていく限り、ずっと容量が増え続けるんですこのファイル。ニュースやネットの文章の中で知らない単語を調べて行を増やしていくともう無限。もちろんこれまでやってきた参考書情報も全部詰まってる。胸熱。自信になる。
地味で手数がかかるけど、データ化してしまえばこっちのもの。いつも手元で気軽に小テストができるので、細かいこと大好きな人には超おすすめです。
ちなみに、これまで身近に居た語学勉強中の知人数人にこのスプレッドシート勉強法を紹介しましたが、誰一人真似してくれませんでした。きっと私の入魂の説明が気持ち悪かったんだと思います。
リスニングは教材のみをひたすら聴く
独学者の初級段階のリスニングは、ひたすら教材音声を聞き流すでいいと思います。
入門書とラジオ講座音声を繰り返し聴くと、かなり刷り込み続けられるので、自然と例文が覚えられます。心配はいらない。
あ、でも、音楽や俳優さんやアイドルきっかけで言語に興味を持ったなら、
もちろん好きな音声・映像を聴くのも勉強のうちなので、それ最優先でいいです。正義です。
検定向けテキストも効率がいい
中国語検定用のテキストは
- 日本人が苦手な中国語文法がいやらしく執拗にまとめられてる
- 音声が綺麗で教科書的リスニングに最適
などメリット多いので、受験予定がない人にもいいテキストだと思います。
私は、コスパ抜群のラジオ講座が2つめの教材には最適と思うんですが、もしも検定受験前提で勉強を進める予定なら、早いうちにこれらを使ってもいいかも。
3級用だと、分冊でボリュームが多いアスクさんより、
白帝社のこちら(中国語検定3級 一ヶ月でできる総仕上げ)がおすすめです。
試験前にこれを集中勉強して、私は3級取れました。
ここまで書いてあれですがw個々人の学習目的や学生時代の勉強方法によって、最適な進め方は異なります。色々ぐぐってみてください。
日本人にとって、中国語学習のハードルはほんとに低いと思うので、ぜひ初級段階をクリアしてほしいです。